有願さんとは?
卓越した草書と画の才能と、
ちょっと変な人柄で良寛さんにも慕われた
江戸時代に新飯田「円通庵」で暮らした禅僧。
㊲「十六羅漢図 2」
有梅無花
有花無梅
黄鸝枝上
毎日啼來
梅有りて花無く
花有りて梅無きも
黄鸝(こうり)は枝上に
毎日啼(な)き来たる
(有願遺墨集より加藤僖一先生(新大名誉教授・書道家)の釈文を抜粋)
十六羅漢は仏陀の直弟子たち。
「羅漢」の語源はサンスクリット語のaruhan(アルハン)。
「尊敬に値する者」、「悟った人」「尊者」と訳されます。
十六羅漢達は正しい教えが
行われなくなった「末法(まっぽう)」の世界で
「正法(しょうほう)」を守る使命を負い
説法の旅を続けているのだそうです。
その使命は弥勒が出生する
56億7千万年後まで続き
彼らはそれまで
死ぬことを禁じられているといいます。
教えはあっても悟る人はいない、
悟ったのは羅漢達ばかりで
仏陀はもういない。
末法の世で今日もどこかで法を説く
羅漢達の姿を思わせる詩ですね
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有願さん過去号はこちら
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参考資料:『有願遺墨集』『有願さま』『有願会会報』有願会
『有願和尚書画集』 良寛研究所
参考資料:『梅原猛著作集』梅原猛『羅漢の世界』森山 隆平『十六羅漢図像学事始め』中村 興二
『比べてもっとよくわかる仏像』熊田 由美子『漢詩入門』入谷 仙介/一海 知義/石川 梅次郎
『創作への道 草書編』幕田 魁心 『はじめての長条幅』鬼頭 墨峻 『中国書道史事典』
比田井 南谷 『中国書人名鑑』鈴木 洋保 『ヴィジュアル書芸術全集 第6巻』西林 昭一
『十牛図』山田 無文 『十牛図』上田閑照 『禅のこみち』寳樹山 萬福寺
『日本の哲学者とお茶を飲む』白取 春彦 『いっぷく拝見』千坂 秀學
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有願さん関連書籍
○遺墨展図録『有願』(有願会) 3000円
○『有願和尚書画集』(良寛研究会) 3000円
○逸話集『有願さま』(有願会)800円
○原田勘平氏特別講演会CD(有願会) 2000円
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